日本産業保健師会とは

 「日本産業保健師会(旧称「産業保健師活動研究会」)」は、産業保健師の職能団体として2008年3月に設立されました。職域において、労働者や事業者の健康ニーズに組織的に応えるため、産業保健師の力量の向上と法制化をはじめとした活動基盤の強化を目的として活動します。
 日本産業保健師会の活動は、二つの柱をもっております。
 ひとつには、産業保健師活動のあり方の本質を考察できるような研修会や集会を開催します。産業保健師は、自らの力量向上を図るため、研鑽の場や産業保健師同志の情報交換の機会を希求していますが、これまでは系統だった現任教育や情報交換の機会を得ることが困難でした。日本産業保健師会では産業保健師の実践活動の確立とさらなる充実を目指して、研修等の計画もしていきます。
 ふたつ目として、「日本保健師連絡協議会」の構成メンバーとして、その活動趣旨に沿って他領域の保健師団体と連携して活動し、産業保健師の活動基盤を強化するための発言をしていきます。「日本保健師連絡協議会」は「日本看護協会」「全国保健師長会」「全国保健師教育機関協議会」「公衆衛生看護研究会」「日本産業保健師会」の5団体でスタートしましたが、2013年に「日本公衆衛生看護学会」が加わり、現在は6団体で構成されています。これは、保健師で構成されている各団体が保健師の活動基盤や専門性の保証に関わる事項について、連携して取り組むことを目的とした組織です。
 なお今後ともより一層の職能団体としての活動を幅広く展開していくための基盤と本会の運営上の公益性をより高めることをめざし平成25年11月に一般社団法人を取得し、定款を新たにしています。


2013年11月